グループホームの運営を行うには、サービス管理責任者を必ず1人は設置をしなければなりません。
ではこのサービス管理責任者となるには、どのような実務経験が必要なのでしょうか?
まずサービス管理責任者となるには、実務経験とサービス管理責任者研修が修了していることが要件となっております。
実務経験の必要な期間は、実務経験の内容によって以下の①から③のように異なります。
①相談支援業務(※1)および有資格者等が直接支援業務(※2)に従事した期間が通算して5年以上ある方 |
②直接支援業務および資格等の要件なしで従事した期間が通算して10年以上ある方 |
③国家資格などがある方が、相談支援業務や有資格者等が直接支援業務した期間が3年以上あり、かつ、資格等に基づき業務した期間が3年以上である方 |
※1 相談支援業務
身体上若しくは精神上の障害があることや環境上の理由により、日常生活を営むのに支障がある方の日常生活の自立に関する相談に応じ、助言、指導その他の支援を行う業務その他これに準ずる業務
※2 直接支援業務
・身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある方につき、入浴、排せつ、食事その他の介護を行う方。
・日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、生活能力の向上のために必要な訓練その他の支援を行う方。
・訓練等を行う者に対して訓練等に関する指導を行う業務その他職業訓練又は職業教育に係る業務を行う方
実務経験とは具体的に、実際に業務に従事した日数が1年当たり180日以上で換算がされます。
つまり以下のようになります。
・3年以上の実務経験
→ 実際に業務に従事した期間が3年以上であり、かつ、実際に業務に従事した日数が通算で540日以上
・5年以上の実務経験
→実際に業務に従事した期間が5年 以上であり、かつ、実際に業務に従事した日数が通算で900日以上
・10年以上の実務経験
→ 実際に業務に従事した期間が10年以上であり、かつ、実際に業務に従事した日数が通算で1800日以上