グループホームを開業するにはどのくらいの資金調達が必要になるのでしょうか?
イニシャルコスト(初期費用)に加えてランニングコスト(運営費)も含めて考慮しておかなければなりません。
ランニングコストには入居者が入ってない間の人件費や家賃などがあります。
ここでは3ヶ月分のランニングコストについてシミュレーションをしてみます。
定員4名のグループホームを開設するとして、以下の人員を確保します。
管理者兼サービス管理責任者 | 1名 |
生活支援員や世話人 | 2名 |
〇人件費 管理者兼サービス管理責任者 ※サービス管理責任者は事業所30人毎に1名の配置で足りうるので、棟数が増えた場合でも兼務が可能となります。 生活支援員 ※開業当初は区分の高い方が入居する可能性が低い場合が多いので障害支援区分4以下の方が4名いるという想定をしております。(障害区分3未満の方のみの場合は不要となります。区分3以上の人数によって人件費は変動します) 世話人(夜間従事者)非常勤※実際にはローテンションを組んで何名かで従事します 〇家賃(3ヶ月間、利用者がいないことを想定) 〇水光熱費等(3ヶ月間、利用者がいないことを想定) 〇雑費 |
以上を合計すると3ヶ月のランニングコストはおよそ379.5万円必要となることがわかります。
指定申請を行う際に人員基準を満たしていなければならないことから、利用者がゼロであっても運営ができるだけの開業資金を準備しておかなければなりません。
イニシャルコスト(※1)とランニングコストを含めるとおよそ654.5万円は必要になることになります。
この点を考慮すると開業資金は654.5万円程度準備しておく必要があります。
(※1)イニシャルコストについてはコチラで解説をしております。