グループホームは、地域の中で共同生活を望む障害のある方に対して、
主として夜間に、入浴、排泄、食事の支援や相談、日常生活上の必要な援助等の提供を行います。

グループホームには、介護サービス包括型外部サービス利用型の2つのパターンがあります。
さらに介護サービス包括型には、通常型日中支援型に分かれます。

それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

まず介護サービス包括型は、グループホーム内で事業所内の従業員が介護サービスを行うタイプです。

さらにその中でも通常型は、日常サービスと介護サービスを事業所内の人員行います。

・家事や相談などの基本的な日常生活のサービスは世話人が行う。
・家事や入浴、排泄などの介護サービスは生活支援員が行う。

世話人と生活支援員の支援は、夕方から翌朝となり日中は支援を行っていないのが特徴です。
このため、利用者は日中の間は就労継続支援B型事業所(※)や生活介護施設に通うのが一般的となります。

(※)就労継続支援事業とは一般企業に雇用されることが困難な障害者を提供し、生産活動にかかる能力向上を目指す事業です。A型は雇用関係を結ぶのに対しB型は雇用関係を結ばない点で違いがあります。

これに対し日中支援型は、夜間だけでなく日中も支援を行います。
昼間に世話人生活支援員を配置し、夜間は夜間支援員を配置し常時支援する体制が確保されます。
これにより重度の障害がある方や高齢者などにも対応することが可能です。

では外部サービス利用型はどうでしょうか?

外部サービス利用型は、グループホーム内の介護サービスを外部のヘルパーが行うタイプのサービスとなります。
家事や相談などの日常生活上の基本サービスを行う世話人の配置は必要ですが、家事や入浴、排泄などの介護サービスを行う生活支援員の配置が必要ありません。

介護サービスは外部の居宅介護事業所に委託をして行います。

通常型と同じく、利用者は日中の間は就労継続支援B型事業所や生活介護事業所を利用するのが一般的となっています。